フラッシュアレイを使用する上で気をつけたいこと

フラッシュアレイとは、従来のハードディスクなどのスピンドルを搭載した記憶媒体と比較して、安定性、処理能力、低消費電力、そして無音と、すべての性能において上回るフラッシュメモリを複数台接続し、RAIDを用いて読み込み、書き込みの速度を高速化したり、複数台のドライブを、まるで1台のドライブのように扱い、大容量化を実現するシステムを指します。 これまでは導入コストが大きな課題でしたが、ここに来てフラッシュメモリの爆発的な普及に伴い、価格は最盛期と比較して下落傾向にあり、ビジネスユースばかりではなく、パーソナルユースにおいても身近な存在となりつつあります。今回は、そんなフラッシュアレイを使用する上で気をつけたいことについて、考察して行きます。

小まめなバックアップが必要なのは変らず

前項であげたように、従来のスピンドルドライブと比較して大幅なメリットのあるSSDをはじめとするフラッシュメモリですが、ファイルシステムが同じ仕様である限り、同じリスクは内包されています。オペレーションシステムのバグや脆弱性、コンピュータウイルスやマルウェアの感染、昨今話題のハッキング行為やサイバーアタックなどにより、大切なデーターを失うリスクは、どんなハードウェアを使用していても変わりはありません。 また、複数のドライブを利用した場合は、常時データのコピーが行われるRAIDのミラーリングを除き、1台でも故障が発生すれば、他のドライブのデータも損傷してしまう可能性があります。万が一のデータ消失からのリカバリーを迅速の行うためにも、日頃から小まめにバックアップを取っておくことが重要です。

やはりしっかりとした冷却が大切

フラッシュアレイで用いるSSDなどのフラッシュメモリは、モーターによって駆動するハードディスクと比較して、低消費電力、低発熱であることが大きなメリットですが、それでも一定の耐性温度は存在しています。1台のみ単独で運用するならばいざ知らず、複数台がひとつのケースの中でひしめき合っている状況では、お互いが発する熱により、ダメージを与えてしまう可能性があります。 最近では、SSDに対する冷却の重要性が再認識され、SSD用のヒートシンクや、冷却ファンなどの製品が、相次いでリリースされています。少しでも安定して動作させるためにも、寿命を延ばして長期にわたって運用するためにも、複数台を同時利用するフラッシュアレイだからこそ、やはりしっかりとした冷却が大切です。